| 白雪稲荷
白雪枳尼真天(はくせつだきにしんてん)がお祭りしている。起源は千年も前からここに住んでいた白狐が白雪様の狐族となり祭られたものだという。霊験深妙で一般庶民の尊信が深く、商売繁昌、家内安全等を希う参詣者の香煙が絶えることがない。
古くからの伝説によれば、かつて万松寺が衰微し、住職が支払いにも困っていたころ、このお稲荷の化身、御小女郎様が窮状を見かね、どこからかお金を用立て、切り抜けた。後日江戸の吉原の経営者が遥々万松寺を訪ね「新しく雇った従業員がしばらく働いたのち姿を消したが、「我は万松寺稲荷だった」とのお告げで驚いた次第。しかもそのころから営業が好転したのも、お稲荷様のお陰とお礼に参ったものです」と説明した。住職も「さてはあのお金は御小女郎様の稼いだものであったか」と得心いったという。この話を聞いた世人から商売繁昌の祈願が盛んになり、水商売関係者のお参りも多い。別名御小女郎稲荷、御子上臈稲荷とも称されている。
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