防災への取り組み

万松寺は2017年に「地域防災協力事業所」に指定されました

一時避難所として正式に支援協力を行えることになりました。

万松寺は地域に密着したお寺を目指し、以下の取り組みを行っています。

防災訓練および地域防災協力

南海トラフ地震に備え、万松寺職員による炊き出し訓練のほか、中消防署や日本赤十字社をはじめ、様々な団体の方々や商店街の皆様と連携し防災啓蒙活動を行っています。

諸堂の災害対策

かつての万松寺諸堂は、戦後に建設した木造の建物でした。災害発生時に老朽化した木造家屋は、火災や倒壊など甚大な被害をもたらすのではないかと長年危惧しておりました。
そこで、平成27年、諸堂を耐震・耐火性のある鉄筋コンクリート造に建替えることを決意し、平成29年に諸堂「白龍館(はくりゅうかん)」を再建しました。
白龍館には、専有面積約235㎡もの白龍ホールを設け、緊急災害時に避難所として活用できるようにしました。

「地域防災協力事業所」に指定

万松寺は平成29年に名古屋市消防局中消防署から「地域防災協力事業所」に指定され、大規模災害時には日頃備蓄している食糧の提供など、一時避難所としての役割を担うようになりました。災害時は大須学区と連携し、地域の皆様の支援協力を行います。

大規模災害時に、商店街や地域の皆様へ以下の支援を計画しています。

避難所の提供

一時避難所として、万松寺境内および万松寺ビル駐車場を避難所として提供します。

ライフラインの確保

ソーラー発電や発電機を活用した避難所の電力を完備。また限りはございますが、近隣の施設へお分けできる電力も準備しております。その他にプロパンガスの保持、井戸水による生活用水の確保をしています。

災害用備蓄品の提供

米1トンをはじめとする約4500食分の食糧を備蓄しています。
飲料水も貯水タンクにて確保しており、災害時は炊き出しを提供できるよう準備しています。